2026年8月29日、#サンリオVdol(VIRTUAL IDOL CONTEST)の決勝が行われました。
サンリオVfes本編への出演をかけた、3組による一発勝負です。この記事では、決勝に立った3組のセットリストと、実際に見て感じたことを書きます。
結果発表は2026年9月5日(土)22:00の予定です。この記事は結果が出る前に書いています。
#サンリオVdol とは
VIRTUAL IDOL CONTEST は、Sanrio Virtual Festival(サンリオVfes)が主催するバーチャルアイドルのコンテストです。
特徴は、賞品がモノではなくステージそのものだという点にあります。勝ち抜いた先にあるのはサンリオVfes本編への出演です。
予選は視聴者投票で決まります。事務所の規模ではなく、その日のステージで何人の心を動かせたかが結果に直結します。
そこを勝ち抜いて決勝に立ったのが、この3組です。
- なつめいくね
- メルシュ-Malstrøm-
- あまい夢からすきってして
ソロ2組とグループ1組。三者三様に方向性が違いました。
なつめいくね
METATREMI所属、「お茶の間ねこ系VTuber」を名乗るソロシンガーです。歌いたいと願い続けた結果、人間の体を手に入れた猫という設定を持っています。
チャームポイントは大きなねこ耳のりぼんと、福を招く鈴。サンリオでの推しはハンギョドン。掲げているのは「あなたの日常がちょっとだけ愛おしくなるように。」という一文です。
セットリスト
| 曲順 | 曲名 |
|---|---|
| 1曲目 | キミのこと、だいだいすきだもん |
| 2曲目 | ブルーバード |
| 3曲目 | とわいらいと(オリジナル楽曲) |
見た感想
登場した瞬間からきらきらとしたオーラが出ていて、とてもかわいかったです。
衣装はシナモンをメインにしたもの。1曲目は「かわいい」を全押ししたイメージで、彼女が普段掲げているものをそのまま形にしたようなステージでした。
そこから2曲目で打って変わって「ブルーバード」。かわいい→かっこいいへのギャップで完全に持っていかれました。1曲目でかわいさを振り切ったからこそ、この落差が効いています。
しかも途中で衣装が変わります(変身)。ここにこだわりを感じました。曲順と演出が最初から一本の流れとして設計されている、ということです。
予選から決勝にかけて、本人のコメントは「ずっと憧れてたステージ」から「もう憧れでは終わらせない」に変わっていました。その言葉どおりのステージだったと思います。
メルシュ-Malstrøm-
「超深海のバーチャルシンガー」を名乗るソロです。掲げているのは「目指す未来は、絶対明るい。」という一文。深海という暗いモチーフを持ちながら、言っていることは徹底して明るい人です。
プロフィールにも「低音域を得意とする澄んだ歌声」と明記されています。サンリオでの推しは、なつめいくねと同じくハンギョドン。
セットリスト
| 曲順 | 曲名 |
|---|---|
| 1曲目 | BUBBLE |
| 2曲目 | Chance for you |
| 3曲目 | Hyper☆Super☆Dreamer(オリジナル楽曲) |
見た感想
かっこいいお姉さんという佇まいで、中低音を活かしたかっこいい歌唱を披露していました。プロフィールに書いてある強みが、そのままステージで出ていた形です。
いちばん心を持っていかれたのは、2曲目が始まる前の曲間でした。
ここで衣装チェンジがあるのですが、そのときの一言がこれです。
みんなにたくさん喜んでもらうためにいっぱい準備しちゃった
尊い、と思ってしまいました。
衣装チェンジは「すごいでしょ」と見せることもできる演出です。それを「喜んでもらうために」と言い換えている。この人の向いている方向が、この一言に全部出ていました。
そして2曲目からは白い垂れたうさ耳のかわいい衣装に変身。かっこいいで入って、かわいい雰囲気で会場を包む展開でした。
低音のかっこよさで掴んでから、かわいさで包む。順番が逆だったら、こうはならなかったと思います。
あまい夢からすきってして
唯一のグループで、歌って踊る4人組のアイドルユニットです。略称は「あまゆめ」。
| メンバー | 担当 | 好きなサンリオキャラ |
|---|---|---|
| 久世ぬぬ(リーダー) | ふわキラの黄色 | はなまるおばけ |
| 苺宮のん | ビッグな愛の赤色 | ルロロマニック |
| 千愛ももこ | 癒し系の緑 | マイメロディ |
| 渕丹ちや | 小悪魔な紫 | クロミ |
セットリスト
| 曲順 | 曲名 |
|---|---|
| 1曲目 | Cagayake!GIRLS |
| 2曲目 | かわいいだけじゃだめですか? |
| 3曲目 | ときめきスターライト(オリジナル楽曲) |
見た感想
サンリオキャラの衣装に身を包んで、みんなかわいかったです。
それぞれが推しキャラを持っているグループなので、衣装がそのまま自己紹介になっているのが強い。しかも衣装を複数変身させていて、ここにも特にこだわりを感じました。
2曲目「かわいいだけじゃだめですか?」も萌えました。とにかくかわいい。これはみんなキュン死します。
そして3曲目のオリジナル曲「ときめきスターライト」では、パートを分けて歌唱。それぞれのメンバーの個性がよく出ているステージでした。
4人でしか出せない構成をきちんと使い切っているという印象です。ソロが2組いるなかで、グループであることの意味を最後の曲で示した形になります。
この1年の積み上げ
あまゆめの紹介文には、練習量が具体的に書かれています。
1年間、週に3回以上集まって練習を重ね、有線HMDでもターンやフォーメーション移動に挑戦しています。
さらに、久世ぬぬと苺宮のんの2人は一昨年「めりりーぱふぇ」として決勝に進出しています。一度この舞台を知ったうえで、メンバーを増やして戻ってきた形です。
コメントの言葉も「決勝に出たい」ではなく「この決勝を越えて次のステージへ」でした。
とても力強い言葉で管理人も涙しました。
個人的な話をすると、管理人は渕丹ちやさん推しです。小悪魔な紫担当。4人のなかで一段だけ温度が違うのがいい。かわいい一色にならない要素がグループに一人いると、全体が締まります。
ついでに言うと、渕丹さんの推しキャラはクロミで、こちらもクロミ推しです。かわいいだけで終わらないところに惹かれるという意味では、推す理由が同じなのかもしれません。
3組を並べて見えたこと
1. 全組が衣装チェンジを仕込んでいた
これが今年いちばん驚いた点です。
- なつめいくね:途中で変身。シナモン衣装からの展開
- メルシュ:曲間で変身。白い垂れうさ耳のかわいい衣装へ
- あまゆめ:複数回の変身。4人ぶん
3組とも、持ち時間のなかで見た目を変えてきました。偶然ではないと思います。
持ち時間が短い一発勝負では、「もう一度、視線を掴み直す手段」が要ります。衣装チェンジはそのための最も強い一手です。決勝まで残る組は、そこに全員たどり着いていた、ということでしょう。
2. 全組が3曲目にオリジナル曲を置いた
| 組 | 3曲目(オリジナル) |
|---|---|
| なつめいくね | とわいらいと |
| メルシュ-Malstrøm- | Hyper☆Super☆Dreamer |
| あまい夢からすきってして | ときめきスターライト |
カバーで会場を掴み、最後に自分の曲で締める。3組が同じ構成を選んでいます。
審査されるのが「歌のうまさ」ではなく「アイドルとしての姿」だからだと思います。最後に残す印象は、他人の曲ではなく自分の曲でなければならない。
3. カバー曲の選び方が三者三様
- なつめいくね:かわいい曲 →「ブルーバード」でギャップを作る
- メルシュ:中低音を活かす曲で歌唱力を正面から見せる
- あまゆめ:「Cagayake!GIRLS」で4人の一体感を最初に叩き込む
誰ひとり同じ戦い方をしていません。投票する側からすると「どれが上手いか」では選べない並びで、完全に好みで割れます。だから面白い決勝でした。
4. ソロ2組がそろってハンギョドン推し
なつめいくねとメルシュ、ソロ2組がどちらもハンギョドンを挙げています。マイメロ・クロミ・ルロロマニックが並ぶなかで、これは偶然にしても出来すぎです。
決勝の審査員
- hirotaso
- 和田まあや
- 白間美瑠
- 足太ぺんた
詳細は公式サイトに掲載されています。
まとめ
- 決勝は2026年8月29日開催。なつめいくね/メルシュ-Malstrøm-/あまい夢からすきってしての3組
- 3組とも衣装チェンジを仕込んでいた。持ち時間で視線を掴み直す一手
- 3組とも3曲目がオリジナル曲。最後に残す印象は自分の曲で
- なつめいくねはかわいい→かっこいいのギャップで持っていく構成
- メルシュは中低音のかっこよさからうさ耳のかわいさへ
- あまゆめはサンリオキャラ衣装とパート分けで4人の意味を出した
結果発表は2026年9月5日(土)22:00。この記事を書いている時点では、まだどこが勝ったのか分かりません。
方向性がここまで違う3組が同じ日に並ぶこと自体が、このコンテストの面白さだと思います。どこが勝つかより、その並びが見られたことのほうが贅沢でした。
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※本記事はファンによる観覧レポートです。プロフィールおよびコメントは公式サイト・公式Xの発表にもとづいています。


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