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友達とマルチプレイをしたくてサーバーを調べると、たいてい「Linuxをインストールして、SSHで繋いで、コマンドで……」という説明にたどり着きます。ここで大半の人が諦めます。
ConoHa for GAME は、その工程を丸ごと飛ばすためのサービスです。この記事では、対応タイトル・料金・管理ツールの実際と、向いていない人までまとめます。
私はConoHaを10年ほど使っていて、今もVPSを3台動かしています。この記事を配信しているサーバーもそのうちの1台です。VPS3社を実際に使った比較記事のConoHa編にあたります。
結論:コマンドを打ちたくないなら、これが最短
| こんな人 | 判断 |
|---|---|
| Linuxを触ったことがない | 向いている。テンプレートを選ぶだけでサーバーが立ち上がる |
| マイクラかパルワールドで遊ぶ | 向いている。専用の管理画面があり、コマンド操作がいらない |
| 遊ぶ期間が読めない | 向いている。時間課金があり、消せば止まる |
| 自分で全部構築したい | 通常のVPSでよい。テンプレート代を払う意味が薄い |
| とにかく最安を狙う | 他社のほうが安い場合がある。比較記事を見てほしい |
ConoHa for GAME とは何か
中身はVPSです。root権限が標準で付いてきて、SSHで入れて、好きなポートを開けられます。そこは通常のVPSと変わりません。
違うのは入り口です。ゲームタイトルのテンプレートが用意されていて、選んで起動すればサーバーソフトの導入が終わった状態で立ち上がります。
つまり「面倒な最初の30分を省いたVPS」と考えるのが正確です。中身はVPSなので、慣れてくれば普通に触れますし、テンプレートを使わない使い方もできます。
対応タイトル
公式で確認できるだけで20タイトル以上あります。
- Minecraft/Palworld/ARK: Survival Evolved/Rust/Valheim
- 7 Days to Die/Terraria/Factorio/Satisfactory/Project Zomboid
- Core Keeper/Enshrouded/Necesse/Soulmask/DayZ
- Counter-Strike 2/Team Fortress 2/Unturned/Don't Starve Together
- ARMA 3/Assetto Corsa/FiveM(GTA V)
タイトルは追加されていくので、目当てのゲームがあるかは申し込み前に公式で確認してください。
料金:長期割引パスと時間課金の2本立て
ここが一番の判断材料になります。遊ぶ期間が読めるかどうかで、選ぶべき方式が変わります。
長期割引パス(期間を決めて遊ぶなら)
契約期間が長いほど月額が下がる方式です。主要なプランを抜き出すと次のようになります。
| メモリ | CPU | 1ヶ月 | 12ヶ月 | 36ヶ月 |
|---|---|---|---|---|
| 1GB | 2コア | 618円 | 424円 | 390円 |
| 2GB | 3コア | 630円 | 510円 | 497円 |
| 4GB | 4コア | 1,183円 | 1,039円 | 1,015円 |
| 8GB | 6コア | 2,283円 | 1,975円 | 1,947円 |
| 16GB | 8コア | 4,094円 | 3,428円 | 3,236円 |
| 32GB | 12コア | 9,724円 | 7,797円 | 7,766円 |
| 64GB | 24コア | 19,006円 | 16,766円 | 16,336円 |
※月額換算。ディスクは全プランNVMe SSD 100GB。料金は改定される場合があるので、申し込み前に公式サイトで確認してください。
注目すべきはディスクが全プラン100GB固定という点です。1GBプランでも100GB使えます。他社は安いプランほど容量も削られることが多いので、複数マップを置く場合はここが効いてきます。
時間課金(いつまで遊ぶか分からないなら)
| メモリ | 1時間あたり | 月額上限 |
|---|---|---|
| 1GB | 1.9円 | 1,065円 |
| 4GB | 6.6円 | 3,608円 |
| 8GB | 13.2円 | 7,348円 |
| 16GB | 24.2円 | 14,300円 |
| 32GB | 48.4円 | 28,600円 |
この方式が、ゲームサーバーでは本当に効きます。
友人と遊ぶ期間は、たいてい数週間から数ヶ月で落ち着きます。そのあと使わないサーバーに月額を払い続けるのは無駄です。時間課金ならサーバーを削除した時点で課金が止まります。初期費用も最低利用期間もありません。
私は検証用にサーバーを何度も作っては壊していますが、この課金方式のおかげで費用を気にせず試せています。
迷ったときの基準
遊ぶ期間が決まっているなら長期割引パス、決まっていないなら時間課金。時間課金には月額上限があるので、使いすぎて青天井になることはありません。
管理ツールが本体と言っていい
テンプレートで起動できるだけなら、他社にもあります。ConoHa for GAME で差が出るのは起動したあとです。
Minecraft manager
ブラウザの管理画面から次の操作ができます。
- サーバーのバージョン変更
- 自動バックアップ(最大3世代)
- ホワイトリストの管理
- ワールド設定の変更
このうちバージョン変更とホワイトリストが効きます。マイクラは「MODを入れたいからバージョンを下げたい」という要求が頻繁に発生します。本来はサーバーファイルを差し替える作業ですが、これを画面から選べます。
ホワイトリストも、身内サーバーなら実質必須です。設定ファイルを直接編集せずに済むのは、慣れていない人には大きな差になります。
Palworld manager と専用プラン
パルワールドにはPOCKET PAIR社公認の専用プランがあります。ゲームに合わせてスペックを調整することで、通常プランより安く提供されています。
パルワールドは公式推奨がメモリ16GBという重いタイトルなので、ここを最適化してあるのは実利があります。
バックアップについて
自動バックアップは最大3世代、イメージ保存は50GBまで無料です。
これは正直に書いておきたいところですが、3世代では足りない場面があります。「壊れたことに1週間気づかなかった」という壊れ方をすると、3世代すべてが壊れたあとのデータになります。
大事なワールドは、別途手元にも落としてください。VPSは中のデータを守ってくれる契約ではありません。
実際に使っていて効いている機能
root権限が付いてくる
テンプレート任せにせず自分で触れます。私はゲーム用途以外でもConoHaのVPSを使っていて、このサイト自体も監視ツールもConoHa上で動かしています。ゲームに飽きても別用途で使い続けられるのは、専用ホスティングにはない利点です。
APIで電源を入れ直せる
これが一番助かっている点です。
負荷の高いゲームサーバーほど、OSごと反応しなくなることがあります。こうなるとSSHも効かず、電源を入れ直す以外に手がありません。
ConoHaにはOpenStack互換のAPIがあり、電源操作をプログラムから叩けます。私は監視ツールを自作して、応答が無くなったら自動で入れ直すようにしています。
実際にサーバーが停止したまま戻らなくなったとき、APIで os-start を投げたら10秒でACTIVE、12秒後にはSSHが開通して復旧しました。ここまで作り込まなくても、管理画面から電源を入れ直せることは覚えておいてください。
DDoS対策
DDoS対策機能が実装されています。ただし完全に防げるものではないと公式にも明記されています。過度な期待はしないほうがいいですが、無いよりは確実にましです。
ゲーム別・どのプランを選ぶか
| タイトル | 目安 | 補足 |
|---|---|---|
| マイクラ(バニラ少人数) | 2〜4GB | MODを入れるなら8GB以上 |
| パルワールド | 16GB | 人数に関係なく公式推奨が16GB |
| ARK(ASA・10人規模) | 16GB | 20人超なら32GB以上 |
| Terraria/Factorio など | 1〜2GB | 軽量タイトルは最小構成で足りる |
詳しくはマイクラ編、パルワールド編、ARK編にまとめています。
迷ったら一段上を選んでください。多くのVPSはプランを上げられますが、下げる方向には制限があることが多いためです。
正直に言う、向いていないケース
1. 最安だけを狙う場合
ConoHaが常に最安ではありません。コストパフォーマンスだけを見るなら、他社のほうが安く収まる場合があります。テンプレートと管理ツールに価値を感じるかどうかで判断してください。
2. すでに構築に慣れている場合
コマンドで一通り建てられる人にとって、テンプレートは30分の時短にしかなりません。その場合は通常のVPSで十分です。
3. 複数台での冗長構成を組みたい場合
負荷分散や自動切り替えを設定だけで済ませたいなら、GSLBが用意されているさくらインターネットのほうが向いています。ConoHaで同じことをやろうとすると、私のように自分でスクリプトを書くことになります。
よくある質問
Linuxを触ったことがなくても大丈夫?
テンプレートで起動するところまでは、コマンドを打たずに済みます。マイクラとパルワールドは管理画面から設定変更もできます。ただし中身はVPSなので、込み入ったことをしようとすればLinuxの知識は必要になります。
遊ばなくなったらどうする?
時間課金ならサーバーを削除した時点で課金が止まります。ただし削除するとワールドデータも消えます。必ず手元に落としてから削除してください。
途中でプランを上げられる?
上げられます。ただし下げる方向には制限があるため、最初から必要量を確保するほうが安全です。
サーバーが固まったら?
管理画面から電源を入れ直せます。APIも公開されているので、自動化することも可能です。私は監視ツールを自作して自動復旧させています。
ゲーム以外の用途にも使える?
使えます。root権限が付いた普通のVPSなので、Webサイトでも検証環境でも動かせます。私はこのブログをConoHaのVPSで配信しています。
まとめ
- 中身はVPS。面倒な最初の30分を省いた形
- 対応タイトルは20以上。目当てのゲームは事前に確認を
- 期間が読めるなら長期割引パス、読めないなら時間課金
- ディスクは全プランNVMe 100GB固定
- マイクラとパルワールドは専用の管理画面があり、ここが一番の差
- 自動バックアップは3世代。大事なワールドは手元にも落とす
- 最安狙いや、構築に慣れている人には向かない
VPS3社を実際に使った比較はこちらにまとめています。


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