「お名前.comの評判って実際どうなの?」「更新料が高いって聞くけど本当?」——ドメインを取る前にこのあたりが気になって調べている方に向けた記事です。
このブログのドメイン hachune.space は、GMOインターネットグループのお名前.comで取得しています。取得日は2024年8月15日なので、ちょうど2年目に入りました。
自宅サーバーで動かしているWordPressを公開するために取ったドメインで、その後もずっと更新して使い続けています。実際に2年使って良かったところと、正直これは面倒だと感じたところの両方を書きます。
結論:情報の多さと安心感を、更新料の上乗せで買うサービス
先に結論から書きます。2年使った感想としては、お名前.comは「最安」ではないが「最も詰まりにくい」ドメインサービスです。
- 向いている人:はじめてドメインを取る人、長く運用する前提の人、珍しいドメインを取りたい人
- 向いていない人:1円でも安く抑えたい人、広告メールを受け取りたくない人
特に注意すべきなのは「サービス維持調整費」による更新料の上乗せとWhois情報公開代行の設定タイミングの2つです。この記事ではここを重点的に書きます。
お名前.comとは?基本情報
1999年からGMOインターネットグループが運営している、国内最大手のドメイン登録サービスです。
| 運営会社 | GMOインターネットグループ株式会社(東証プライム上場) |
|---|---|
| サービス開始 | 1999年 |
| 登録実績 | 4,200万件以上(国内シェアNo.1) |
| 扱うドメイン数 | 620種類(国内最多) |
「ドメインを取るならとりあえずここ」という位置づけのサービスで、解説記事も圧倒的に多いです。困ったときに検索して情報が出てくるというのは、地味ですが実際にかなり効きます。
実際に取得したドメインと使い方
私が取ったのは .space という、正直あまりメジャーとは言えないドメインです。.com や .jp が埋まっていても、こういう変わり種を含めて620種類から選べるのは大手ならではだと思います。
| ドメイン | hachune.space |
|---|---|
| 取得日 | 2024年8月15日(2年目) |
| 用途 | 自宅サーバーで動かしているWordPressの公開 |
| DNS | Cloudflareに移して運用(後述) |
お名前.comのメリット4つ
1. とにかく情報が多く、設定で詰まらない
最大のメリットはこれだと思っています。シェアが大きいぶん、設定でつまずいたときに検索すればほぼ必ず解説が出てきます。
私はネームサーバーを他社に変更したり、DNSレコードをいじったりと標準的でない使い方をしていますが、それでも「お名前.com ネームサーバー 変更」で調べれば手順がすぐ見つかりました。マイナーな事業者だとこうはいきません。
2. サービスが消える心配が小さい
ドメインは1年ごとの更新で、何年も持ち続けるものです。運営元が東証プライム上場で1999年から続いているという点は、長く使うものとしては安心材料になります。
実際、私は2年目に入りましたが、この間サービス側のトラブルでドメインが使えなくなったことは一度もありません。
3. 選べるドメインの種類が多い
620種類という数は、単に「珍しいものが選べる」だけの話ではありません。取りたい名前が .com で埋まっていたときに、諦めずに済むということです。.space を選べたのはまさにこれでした。
4. ドメインだけ借りて、サーバーは自由に組める
これは私の使い方の話ですが、お名前.comで取ったドメインを、レンタルサーバーではなく自宅のサーバーに向けて使っています。
ドメイン事業者とサーバーを同じ会社で揃える必要はまったくないので、「ドメインはここ、DNSはCloudflare、サーバーは自宅」といった組み合わせが普通にできます。ここを縛られないのは大きいです。
お名前.comのデメリット3つ【契約前に必ず確認】
ここからは正直な話です。使う前に知っておいたほうがいいことが3つあります。
1. 更新料に「サービス維持調整費」が上乗せされる
これが一番の注意点です。表示されている登録料金とは別に、サービス維持調整費という費用が更新時に上乗せされます。2026年6月時点で26%とされています。
つまり「1年◯◯円」と書いてある金額そのままでは更新できません。初年度が安く見えても、2年目以降の実際の支払額は表示価格より高くなります。契約前に「更新時にいくらになるのか」を必ず確認してください。
「お名前.comは高い」という評判の多くは、この上乗せを知らずに契約したケースだと思われます。逆に言えば、先に知っていれば想定外の出費にはなりません。
2. Whois情報公開代行は「取得時に」設定しないと有料
ドメインを取ると、登録者の氏名・住所・電話番号がWhoisという公開データベースに載ります。個人で運営するなら普通は代行サービスで事業者の情報に差し替えます。
お名前.comではこの代行が取得時に申し込めば無料ですが、後から設定しようとすると有料になります(執筆時点で年間1,078円)。
申し込み画面で見落としやすいところなので、取得するその瞬間に必ずチェックを入れてください。個人情報が公開されたまま気づかない、というのが一番まずいパターンです。
3. 広告メールが多い
これは覚悟しておいたほうがいいです。キャンペーンや関連サービスの案内メールがそれなりの頻度で届きます。
ただし、更新期限の通知など本当に見逃してはいけないメールも同じところから来ます。全部まとめて迷惑メール送りにすると、ドメインをうっかり失効させかねません。私は専用のラベルとフィルタを作って振り分けています。
実践:DNSをCloudflareに移して使う
少し踏み込んだ話ですが、実際の運用として書いておきます。
お名前.comでドメインを取ったあと、ネームサーバーをCloudflareのものに変更して、DNSの管理はCloudflare側でやっています。お名前.comの管理画面でネームサーバーを2つ書き換えるだけです。
こうすると、Aレコードの追加や変更がCloudflareの画面ででき、CDNやDDoS対策もそのまま乗ります。自宅サーバー公開のような構成では特に相性がいいです。
ドメインの取得元と、DNSの管理場所は別で構わない——これを知っているかどうかで運用の自由度がかなり変わります。お名前.comはネームサーバーの変更を制限していないので、この使い方ができます。
自宅サーバーを公開する構成については、TopazChatを参考に自宅にRTMPサーバーを建ててみた話でも触れています。
お名前.comはやめたほうがいい?向き不向き
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
|
・はじめてドメインを取る人(情報量が多く詰まりにくい) ・珍しいドメインを取りたい人 ・長く運用する前提の人 ・サーバーやDNSを自分で組みたい人 |
・1円でも安く抑えたい人(更新時の上乗せがある) ・広告メールをどうしても受け取りたくない人 ・数年で手放す前提の短期運用 |
よくある質問
お名前.comの更新料は本当に高いの?
表示価格に加えて「サービス維持調整費」が上乗せされるため、表示額そのままでは更新できません(2026年6月時点で26%)。ただし事前に把握していれば想定外の出費にはなりません。契約前に更新時の総額を確認してください。
Whois情報公開代行は必須?
個人で運営するなら実質必須です。設定しないと氏名・住所・電話番号が公開されます。ドメイン取得時なら無料ですが、後から追加すると有料(執筆時点で年間1,078円)になるため、申し込み画面で必ずチェックを入れてください。
ドメインだけ取ってサーバーは別会社でもいい?
問題ありません。当ブログはお名前.comでドメインを取り、DNSはCloudflare、サーバーは自宅という構成で運用しています。ネームサーバーの変更に制限はありません。
広告メールは止められる?
設定で減らすことはできますが、更新期限の通知など重要な連絡も同じ差出人から届きます。完全に遮断せず、メールソフト側でラベル分けするのが安全です。
まとめ
2年使ってみての結論としては、「情報の多さと安心感を、更新料の上乗せで買っている」サービスだと思っています。
最安を狙うなら他にも選択肢はあります。ただ、ドメインは一度決めたら簡単には変えられないものです。設定でつまずいたときに調べればすぐ答えが出てくること、運営元が長く続いていること——このあたりを重視するなら、素直におすすめできます。
取得するときは、この2つだけ気をつけてください。
- Whois情報公開代行のチェックを忘れない(後からだと有料)
- 2年目以降の更新料を先に確認しておく(サービス維持調整費の上乗せ)
※記事中の料金・仕様は執筆時点の情報です。最新の内容は公式サイトでご確認ください。

